2018年6月1日金曜日

食中毒について

食中毒について

これからの時期、発生しやすい食中毒

食中毒の主な原因である細菌は、梅雨から夏にかけて増殖が活発になると言われています。「腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)」や「カンピロバクター」、「サルモネラ」による食中毒が代表的です。
主に腹痛や下痢、嘔吐や吐き気などが食中毒の症状とされています。

食中毒予防の3原則

厚生労働省では、「食中毒菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』」を食中毒予防の3原則として掲げています。

 ➀「つけない」

 食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないよう、こまめに手を洗いましょう。包丁やまな板など、肉や魚などを扱った調理器具は使用するごとに洗剤で洗い、できるだけ殺菌するようにします。また、肉や魚の汁が他の食品に付着しないよう、ビニール袋や容器に入れるなどといった保存や調理時に注意が必要です。

➁「増やさない」

 細菌の多くは10℃以下で増殖のペースがゆっくりとなり、マイナス15℃以下で増殖が停止します。肉や魚、野菜などの生鮮食品は購入後、すみやかに冷蔵庫に入れてください。また、庫内の温度上昇を防ぐため、冷蔵庫のドアを頻繁に開けることや食品の詰め込み過ぎはやめましょう。
また、冷凍食品の自然解凍も避け、使う分だけを冷蔵庫や電子レンジで解凍させましょう。

➂「やっつける」

 ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので、しっかり加熱して食べましょう。(肉や魚は中心部を75℃で1分以上)また、肉や魚、卵などを扱った調理器具は洗って熱湯をかけるか台所用殺菌剤を使って殺菌しましょう。また、使用後のふきんやタオルも煮沸し、しっかり乾燥させましょう。